お茶屋ブログ

こんにちは♪
牧ノ原ブログ担当のせーじです。

先日、とある新商品の企画のために弾丸日帰り出張で静岡へ行ってきました。
クルマ移動だったんですが、東名高速「富士川SA」で休憩していたところ、大学生男子2人に「名古屋に向かってるんですけど、どこまででもいいので乗せてもらえませんか?」と声をかけられたんです!
島田の製茶工場に行く予定もあったので、ボクが下りるインターのすぐ手前「日本坂PA」まで乗せて行きました!
ヽ(^。^)ノ

色々話しを聞いてみると、なんでも海老名スタートで名古屋にいる友人に久しぶりに会いに行くんだとか。
それも「日帰り」で。
(^_^;)
ヒッチハイクで日帰りでTシャツ短パンで海老名から名古屋まで。。
なぁんか「青春」ですよねぇ~♪
短い時間でしたが、楽しい道中でした!

さて!
今回のブログは「お茶屋業界用語」について書いてみたいと思います。
「ザギンでシースー」とかそういうのじゃなく。(笑)

前回、製茶職人たちとのやり取りに使う「言葉」についても少し書きました。
お茶屋業界で良く使われているけどあまり一般的ではない表現だったり、お客様へのご説明の際にもつい使ってしまいがちな「お茶屋業界用語」。
まぁ、「業界用語」というか単純に「静岡弁」ってものもありますが。。。(^_^;)

今回は特に「名称」(荒茶とか生葉とか火香とか)のことではなく、職人たちとのやりとりの中で使ったりしている「表現」について、もう少し掘り下げてみますね。
(^-^)b

それでは行ってみましょう!

・あおい、あおっぽい
これはもうご存知かもしれませんし、割と一般的かもしれませんが、「藤壷」に代表されるような味の表現として「葉」の香・味わいを表します。

・あかい
これは、お茶の色味の表現で「黄色味」が強かったりする場合に使います。
お店でも強火仕上げの「浮舟」の水色を説明する際に、つい「少しあかくなります」なんて言ってしまいます。

・ひね・ひねる・ひねてる
これは、古くなって味が変質(酸化)したお茶のことを指したり、味の表現に使います。
【使用例】「あー、もうこのお茶味がひねてるわー」

・しめる
荒茶を試飲する時にちょいちょい出る言葉ですね。渋みが舌にくる感じが強い時なんかに表現されます。
【使用例】「このお茶、ちいっとしめるら?」※最後の「~ら?」は静岡弁

・みるい
これは「静岡弁」の「みるい=若い・柔らかい」から来ていて、柔らかく甘みのあるお茶に対して使います。

・こわい
みるいに対してこちらは、葉が成長して硬くなったきたものの茶葉そのものや味に対して使います。

・ふけてる
これは「蒸けてる」から来ていて、しっかり「深蒸し」された荒茶などに対して使います。
【使用例】「おー。○○さんとこの荒茶はよくふけてるねー!」

・こなれる
これはよく「ふけてて」柔らかくなった茶葉が、揉まれることで細かくなる様子を指して使います。

いかがですか?
他にも色々と一般的じゃない表現でやり取りしてますが、代表的なところをご紹介してみました!
これらを覚えたら、アナタも「業界通」!かもっ!!(笑)

ではまた♪
ヽ(^。^)ノ