こんにちは!
腰、かなり回復しました!ヽ(^。^)ノ
もうダッシュだってできちゃう
牧ノ原ブログ担当のせーじです!(^^)v
さてさて、今回も前回からの続きなんですが、今回でひとまず「ブレンド≠混ぜる」シリーズは終了です!
これまで「ブレンドの必要性」「素材(荒茶)のブレンド」「火のブレンド」と書いてきました。
ヽ(^。^)ノ
※「その1」の記事はコチラ↓↓↓
https://www.ryokucha.co.jp/butaiura-blend
※「その2」の記事はコチラ↓↓↓
https://www.ryokucha.co.jp/butaiura-blend2
※「その3」の記事はコチラ↓↓↓
https://www.ryokucha.co.jp/butaiura-blend3
今回は『お茶屋の舞台裏「ブレンド≠混ぜる」その4』ということで、「部位のブレンド」について書いてみたいと思います。
煎茶を仕上げる際、必ず「選別」と言われる作業を行います。
これは、素材となる「荒茶」から「芽」、「棒(茎)」、「粉」といったところを機械によって選り分けていく工程なんです。
(^-^)b
選り分けるための機械も色々と種類があります。
段階を分けて「ふるい」にかける機械。
これは「ふるい」の網目のサイズを変えることでより分けるサイズも変えられます。
ざっくりと細かい「芽」や「粉」の部分と大きい「棒(茎)」などを分けることができます。
「風」の力で選り分ける機械。
これは、「風」の強弱で軽い「粉」の部分を飛ばし選別します。
光センサーと圧縮空気を使用した機械
これは「棒(茎)」の中でも白っぽいものだけをセンサーで検知して「ぷしゅっ」っと風で飛ばして選別したりします。
などの機械で手間と時間をかけてしっかり「選別」しています。
でっかい「ふるい」!
では、「なぜ選別するのよ?」ってところですよね?
それは、一つは選り分けた「部位」には、それぞれ「特徴」をもった味わいがあること。
もう一つは、煎茶として仕上げる上で「見た目」にもきれいに整えるためです。
こちらが「芽」 こちらが「棒(茎)」
そしてこの「選別」された各「部位」を、もう一度「ブレンド」します!!
びっくりですね~!(笑)
その際、すっごく重要になるのが、「煎茶」として仕上げたい味のイメージになるように、「ブレンド」する各部位の割合も調整するってところです!
この、「煎茶の味をしっかり仕上げるため」には、やはりどうしても「選別」は切っても切り離せない重要な工程になっているんですね~。
ちなみにですが、、、
まず先に「荒茶」に「火入れ」をしてから「選別」していくことを「先火仕上げ」と言います。
先に「選別」し、「部位のブレンド」をしてから「火入れ」していくことを「後火仕上げ」と言います。
どちらの仕上げ方にも、メリット・デメリットはありますが、大切なのは「どんな味わいの煎茶に仕上げるか」であって、そこに持っていくために必要な仕上げ方を選択します。
(^-^)b
といったところで、「部位のブレンド」の必要性などお解りいただけましたか?
「素材(荒茶)のブレンド」
「火のブレンド」
「部位のブレンド」
各銘柄の「味」を作り上げるためには、それぞれの「ブレンド」の作業をどう組み立てていくかがとっても重要になります。
単に「混ぜる」だけでは決して出せない「茶舗 牧ノ原の深蒸し茶」の味は、丁寧に時間と手間をかけ様々な「ブレンド」をおこなっていくことで、はじめて仕上げることができるんです!
ヽ(^。^)ノ
と!
いうことで、今回のブログまで全4回!
『お茶屋の舞台裏「ブレンド≠混ぜる」』シリーズを書いてきましたが、いかがでしたか?
牧ノ原のお茶に対するスタンスや考え方とか、「お茶づくり」の繊細さや難しさみたいなところを少しでもみなさんに知っていただけたら、茶農家さんや仕上職人たちも、きっと喜ぶと思いますし、飲んでいただくと「味の狙いどころ」みたいなこともお解りいただけるかもしれません。
とは言え、お茶は難しく考えながら飲むものではなく「楽しみながら味わう」ものと考えていますので、どうか「自分好みのお茶」を見つけて末永く飲んでいただけたらうれしいです!
ではまた!
ヽ(^。^)ノ
お茶屋ブログ