こんにちは。
今日、いつも座っていたボロッボロの事務イスを新しくしてもらってウキウキな
牧ノ原ブログ担当のせーじです!
通販で組立式のイスなんですが、組み立てる楽しさも付いての価格と考えると、すごーくお得な感じしますね!(笑)
※本店にて(笑)
さて!
前回に引き続き、『お茶屋の舞台裏「ブレンド≠混ぜる」その2』ということで、今回も「お茶のブレンド」について、実際にどんな作業をしているのか、企業秘密をオブラートに包みながら書いて行きたいと思います♪
ヽ(^。^)ノ
※前回の記事はコチラ↓↓↓
https://www.ryokucha.co.jp/butaiura-blend
前回は主に「牧ノ原はなぜブレンドをするのか?」について書きました。
今回は、色々とある「ブレンド」作業の中でも、一番重要な「味のベース」を作るための「素材のブレンド」について書いてみます。
「素材」とは、これまでも何度か書きましたが、様々な地域の茶農家さんが作る「荒茶」のことですね。
「様々な地域」と書きましたが、牧ノ原のお茶は「大井川流域」の生まれです。
「大井川鉄道」が有名ですね~♪
ではその「地域による違い」とはどんな違いがあるのでしょうか?
すごーくざーっくりですが。
単に「大井川流域」と言っても、とても広いです。
海寄りの地域、平野部の地域、山間部の地域と、それぞれ「土壌」や「日照時間」「気温・湿度・風」・・・
と、色々な違いがあります。
さらに、例えば「同じ地域」であっても「Aさんの茶園」と「Bさんの茶園」では、栽培方法(肥料の種類や施肥のタイミングなど)も違えば、「荒茶」の製造工程も違うわけです。
(^-^)b
お茶に対する「スタンス」や「考え方」だって違うわけですから。。(^_^;)
「同じお茶作ってくれ」ったって、そりゃ無理ってもんですよ。
海よりのお茶、原のお茶、山のお茶、それぞれに風味や特徴があって、さらに気象条件などで、甘みが強かったり、渋くなったり、、、さらにさらに茶農家さんの作り方(蒸し方・揉み方)で、味が濃いとか、サッパリしてるとか。
その違いは、ほんと「千差万別」なんですね。
煎茶の素材となる「荒茶」に違いがあるってこと、お解りいただけましたでしょうか?
これが「荒茶」です
そして!
それらの「荒茶」を、味・色・香りなどだけではなく、各銘柄の「素材」となりうる「荒茶」なのか?とか、「火入れ(焙煎)」をしたときにどんな味に仕上がっていくか?をしっかりイメージしながら、吟味し「ブレンド」します。。
ここが初めの「味のベース」になるので、すっごく重要です!
職人たちとの「イメージ」の共有がものすごく大切になってきます。
その共有した「イメージ」を作り出すために、数種類~数十種類もの「荒茶」をブレンドしていくんですね~。
(^-^)b
お料理をされる方でしたら、なんとなくお解りいただけるんではないでしょうか?
自分が作りたいお料理の「味」に仕上げるために、様々な食材や調味料を駆使するのと似ているかもしれません。
お料理に例えるなら、この「ブレンド」作業で、仕込み完了っ!って感じです。
はい!
ここまでに牧ノ原の強みである「他のお茶屋さんでは真似できないコト」の一部が出てきましたね~♪
「イメージの共有」これ簡単じゃないです。ものすごく難しいです。
ボクも10年以上やっていますが、まだまだだなーと思っています。
表面的なところしか書けませんが、こうして「味のベース」を作るための「ブレンド」を行っているんですね~♪
ここから先の、もっと深いところはさすがにないしょです!企業秘密です!(笑)
という事で、今回は「素材のブレンド」について書いてきました。
次回は、「火のブレンド」について書いてみたいと思います!
これも、他のお茶屋さんでは真似のできないところですぜ。。( ̄+ー ̄) ニヤリ
ではまた~♪
ヽ(^。^)ノ
お茶屋ブログ